完全プライベートブログである「妄想日記」を放置して
あろうことか、もうすぐ3年になろうとしていた。
正確に言えば最後の更新も久方ぶりであった訳だから
実質は空家同然。削除されても文句の言えない放置っぷりに
我ながらマイペースにも程があると呆れてしまった。
最後の更新は、奇しくも震災の丁度1年前。
遅かれ早かれ放置せざるを得ない状況だったであろうが・・・。
あの時・・・当ブログで出会った数人の方から安否を案じて
メールを頂いていた。
ここまで放置していて、
ろくに季節の便りも出さず、
恩を仇で返すような失礼極まりない こんなヤツでも
心配してくださる方が居るという事実と
防災には人一倍気を配っていたつもりの自分でも
誰かを助けるところまでは至らなかった力の無さ、
何が起きたのか分からないまま途方にくれた数日、
いつまでも安否の分からない親族を探し回った現実が
すべては夢の中のことであるような気がして
時折、訳の分からぬ涙が流れたりする。
自分のブログを3年弱ぶりに読み返して、
嗚呼・・・コレがアタシの人生か。
などと感慨に耽っている2/10の真夜中である。
写真を、また少しずつ撮り始めた。
元から感覚だけで好き勝手撮っていたけれど、
それにしても下手になったもんだ・・・とガッカリしたり
やっぱり楽しいなぁ~♪なんて思いながらカメラ満載の
家電チラシを眺めながら欲しい物を丸で囲んで買った
気分に浸ってみたり。w
そう言えば・・・我が家の息子「パン」は、私たちの
煙に燻されて、真っ白がクリーム色に、クリーム色がベージュに
なりつつあり、「野生のパンダってこんな色なんだろうなぁ」と
思わせる有様です。
「パン」が唯一、存在を受け入れてもらえたこのブログを
存続し更新し続けることが、私なりの愛情かな・・・なんて反省。
妄想日記が幻日記にならぬよう、また、こうして自分なりのペースで
綴っていこうかね。
※写真は2011.3.23 震災12日後
津波で全壊となった母の実家にて。
どこから流されてきたのか、松ぼっくりが独りぼっちで居りました。