メールも旧きものとなりつつありSNSやアプリなどが全盛の現代において、私はいまだに手紙を書き続けている。
特に意味など無い。
手紙を書くのも頂くのも好きなだけ。
字が上手いとか文章が下手とか関係ない。
その人の息遣い、心遣い、一挙手一投足が手紙からは感じられるから。
その人の「そのまま」が滲み伝わるから。
手紙を書くことが好きで、手紙を書きたいから相手を探す本末転倒ぶり。
そして高じること封筒の自作に至る。
ある時、古い町内会報で作ってみたら面白かった。
得も言われぬ仕上がり。
感性の合う友人宛てにだけ、フリーペーパーや市広報、新聞やチラシなどで自作しては送りつけて勝手に楽しんでいる。
数年前からは自作用のテンプレートが売られているけれど、私は使用する用紙のデザインによって全て形がバラバラだから、やっぱり行き当たりばったりがいい。
ハサミとカッター、糊の3つがあれば何時間でも封筒を作り遊んでいられる。
昔、母から聞いた子供の私はハサミと糊さえあれば何時間でも一人で遊んでいたというから、何一つ変わっていないんだな。ワタシ。